♡の女王：
そこの子、名はなんという？
妹サ：
い、妹サリーと申します。
♡：
♡を侮辱しおったな。
妹サ：
い、いえ
けっしてそんなことは・・・
♡：
・・・・・・・・・・。
♡：
こやつの首をはねよ！
妹サ：
えええ〜〜〜っ？！
妹サ：
も〜、、、
なんなのよこの国〜、、、
・・・あ！♡Sally！
♡サ：
プッ。プププーププー♪
（フッ。だから言わんこっちゃない。）
♡サ：
ププププ、プーププー♪
（教えてあげる。♡の威力ってすごいのよ。）
妹サ：
え？そうなの？
♡サ：
プープーププププー♪
（恋と錯覚してしまうのよ♡）
妹サ：
師匠と呼ばせてください。
＜Wonderland編 おわり＞
妹サ：
あ。
あんなところにドードーさんが。
ドードーさん：
はあ・・・。
妹サ：
どうしたの？
ため息なんかついて。
ド：
この「指ぬき」を♡Sallyちゃんに
プレゼントしようと思ってるのだけど
気に入ってくれるかなあ・・・って。
妹サ：
ちょっと！
それ物語では「アリス」に
渡すものでしょう？！
ド：
えー？
そうだっけ〜？？？
妹サ：
じゃあ、私にちょうだい。
私もSallyだし。
ド：
断る。
妹サ：
もうっ。
ドードーさんまで。
妹サ：
ほら。
あの黒板にだって
私のお顔が描いてあるじゃない。
妹サ：
私だって「にんきもの」
ってことよ。
♡のお洋服着てるか着てないか
ってだけなのに、何よみんな。
帽子屋：
「♡」の力を
あなどってはいけないよ。
妹サ：
・・・え？
妹サ：
ど、どういうこと？
＜つづく＞
妹サ：
あ！
あそこにいるのは・・・
妹サ：
大福さりお！
大福さ：
は～
♡Sallyちゃん
かわいいなあ・・・。
妹サ：
・・・・・・・・・・。
妹サ：
なによっ。
あんたまでそんなこと言って。
大福さ：
だってなんか
キュートじゃない？
妹サ：
♡の服着てるだけじゃない。
しょせんSallyはSallyよ。
大福さ：
そんなことないよ。
彼女は特別だよ。
僕の「ファム・ファタル」
（運命の女）
かもしれない・・・。
妹サ：
ハァ？！
妹サ：
あー、もうっ。
どうしておとこの子って
見る目ないのかしらっ。
妹サ：
ちょっと！！
なにニヤニヤ笑ってんのよっ！！
チェシャ猫：
べつに～。
ニヤニヤ。
＜つづく＞
妹サ：
あなたが「♡のSally」ね。
♡サ：
プーー♪
（そうよ。私が♡のSallyよ。）
♡サ：
プープププー♪
（それでは私をイメージした特別メニューのご紹介。）
妹サ：
ハァ？！
♡サ：
ププププープー♪
（「いちごばたけのろいやるみるくてぃ♡」と・・・）
♡サ：
プーププププププ♪
（「不思議の国のEAT MEパンケーキ♡」よ。）
妹サ：
ふーんだ。知ってるもーん。
一芯さんに
「Sallｙさんの好物ってなんですか？」
って聞かれてできたメニューだもの。
それってやっぱり
Sally一族のトップである
私（と姉サ）のことだもーん。
♡サ：
プッ。
♡サ：
プププ。
でもみんなすっかり私に夢中よ♡
妹サ：
むむむぅ・・・。
＜つづく＞
ついにやって来たのだわ・・・。
SSさんの個展「Wonderland」の会場へ。
今回のテーマは
「不思議の国のアリス」。
「アリス」といえば「うさぎ」ってことで
どうやら裏テーマは
「Sallyちゃん祭り」みたい・・・。
ほら、あんなところに
ちっちゃい私の分身が。
3㎝サリー：
一族ではあるけれど
分身じゃないよ！
妹サ：
えー、なになに？
声が小さくてわからないね。
妹サ：
ところで
私をイメージしたお茶とスイーツが
あるって聞いたのだけど。
3㎝サ：
あなたじゃないわ！
♡のSalllyさんよ！
妹サ：
「♡のSally」ですって？
誰それ。
3㎝サ：
あっちにいるよ。
妹サ：
あ！あれね。
「いちごばたけのろいやるみるくてぃ」。
私のイメージ通り
ふんわりかわいい～。
妹サ：
！！
＜つづく＞
